トップ有名な猫一覧選挙に立候補した猫ハンク

ハンク

 アメリカの上院議員選に出たことで有名な猫「ハンク」について解説します。

ハンクとは?

 ハンクは、2012年度のヴァージニア州上院議員選挙に立候補し、見事3位でフィニッシュした猫。
動物に絡んだ問題への意識を高めるため、ハンクのように猫が選挙に立候補することは良くある  2002年生まれの彼は、体が大きいことで有名なメインクーンのオス。野良猫としてシェルターに運び込まれ、安楽死寸前だったところを、レスキュー団体「アニマルアライズ」に救われ、スプリングフィールドにある現飼い主にもらわれていきました。
 それから10年後の2012年、お定まりの選挙戦にうんざりしていたハンクの飼い主のマシュー・オレリーとアンソニー・ロバーツの2人は、面白半分でハンクを州議会の議員選挙に立候補させます。しかし最終的にはたったの9票しか得られず、惨敗でした。これに発奮した飼い主は、ハンクをワンランク上の合衆国上院議員選挙に立候補させることを決意します。
 「動物の救済と避妊去勢プログラムの促進」を公約として掲げたハンクに対し、動物保護団体は16,000ドル寄付し、またロシア在住のアーティストがハンクをデザインにあしらった2ドル札を作ってくれました。投票日には支持者たちがハンクへの投票を懇願し、結果として7,300票、第三位フィニッシュという偉業を成し遂げます。
 このニュースはヴァージニア州のみならず、アメリカ全土で話題となり、方々から集まった寄付金は最終的には60,000ドルにまで膨らみました。飼い主はハンクを労い「(こうした活動から得た寄付金を通して)救われる命もある」と語り、集まった寄付金をチャリティ団体に寄付するということです。 Hank the cat Hank for senate

ハンクの写真・動画

 以下でご紹介するのは、アメリカの上院議員選に出たことで有名な猫「ハンク」の写真と動画です。 ヴァージニア州の上院議員選で三着に滑り込んだ猫のハンク
 ハンクの種類は、体の大きさが特徴のメインクーン。その威容も手伝ってか、選挙では前知事のティム・ケイン、および共和党のジョージ・アレンに次ぐ第三着だった。写真の出典はこちら
The Greatest Land of All
 以下でご紹介するのは、ハンクが選挙で用いた実際のキャンペーンビデオです。 元動画は→こちら