トップ有名な猫一覧メディアで有名になった猫キーボードキャット

キーボードキャット

 膨大な数のスピンオフを産み出したことで有名な猫「キーボードキャット」について解説します。

キーボードキャットとは?

 キーボードキャットは2007年6月、動画共有サイト「YouTube」に登場して以来、爆発的な速度でスピンオフ作品を産み出した猫。1987年没。
膨大な数に及ぶスピンオフ作品のオリジナルとなった「キーボードキャット」こと「ファットソー」  「Charlie Schmidt's Keyboard Cat (THE ORIGINAL)」というタイトルで投稿されたオリジナルビデオが実際に撮影されたのは、それよりも随分前の1984年。内容は「ファットソー」(太っちょ)という名の猫が青いシャツを着て、二人羽織のようにキーボードを演奏するというものでした。動画を投稿したのは、アメリカワシントン州のスポケインに暮らすチャーリー・シュミッツ氏で、猫が着ている青いシャツは、当時赤ん坊だった息子コーディのものだということです。
 動画の投稿から1ヶ月ほど経った2007年7月、ブラッド・オファーレルという人物が、自ら編集しているNGビデオのおまけとして、シュミッツ氏の動画を用いたいと申し出ます。シュミッツ氏はその申し出を受け入れると同時に、誰でも無償で二次使用してもよいという許可を与えました。
 その結果「キーボード・キャット」の人気は爆発的に広がり、4,000近くのスピンオフビデオが登場することになります。人気は他のメディアにも広がり、2009年5月にはアメリカの政治風刺番組「ザ・デイリー・ショー」や、Nintendo DSのゲーム「Scribblenauts」(日本版:ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート)にも登場するほどになりました。 Keyboard Cat

キーボードキャットの写真・動画

 以下でご紹介するのは、膨大な数のスピンオフを産み出したことで有名な猫「キーボードキャット」の写真と動画です。 裁判沙汰になったTシャツ「Three Keyboard Cat Moon」
 2011年6月、オリジナルビデオの所有者シュミッツ氏は、オンラインの洋服ショップ「スレッドレス」を相手に裁判を起こした。これは、2009年に売り出された「Three Keyboard Cat Moon」というTシャツが、シュミッツ氏の著作権を侵害しているというもの。しかしこの訴えは、「Tシャツが販売されて1年以上経ってからようやく、シュミッツ氏の著作権が有効になった」ということを理由に棄却されてる。 写真の出典はこちら
著作権侵害で裁判沙汰になったゲーム内のキャラクター
 2013年5月、シュミッツ氏と「ニャンキャット」の生みの親として知られるクリストファー・トーレス氏が、ゲーム開発会社「5th Cell」、および発売元の「ワーナーブラザーズ・ゲームズ」を相手取り、共同で訴えを起こした。内容は、両社が発売したNintendo DS用のソフト「Scribblenauts」シリーズが「キーボードキャット」という著作権を侵害しているというもの。この裁判は2013年9月、両社が著作権所有者に対して使用料を支払うという形で決着している。写真の出典はこちら
キーボードキャット
 以下でご紹介するのは、チャーリー・シュミッツ氏が最初に投稿した動画「Charlie Schmidt's Keyboard Cat!」です。失敗ビデオのジングルやパロディの元ネタとして多用されています。 元動画は→こちら