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4月の猫ニュース

 2014年4月の猫に関するニュースをまとめました。一番上が最新で、下にスクロールするほど記事が古くなります。記事内にリンクが貼られていることもありますが、古い記事の場合はリンク切れの時がありますのでご了承下さい。

4月29日

 アメリカ・ニューヨークに期間限定でオープンした全米初の「猫カフェ」が、盛況の内に幕を閉じました。
 ローワー・イーストサイドにオープンした当猫カフェは、ペットフードブランド「ピュリナワン」(Purina ONE)の出資によって、24~27日の4日間だけ実現したもの。店内には生後4ヶ月~5歳までの猫21匹が勢ぞろいし、ニューヨーカーたちに一時(いっとき)の癒しを与えました。猫たちは全て、全米最大の動物保護団体「ノース・ショア・アニマル・リーグ・アメリカ」が保護したもので、オープン初日だけで7匹が新しい家族に迎えられたといいます。なお、最も人気の高かったメニューは、子猫の顔を描いたカプチーノ「キャッタチーノ」だったとのこと。 Source---AFP
期間限定でオープンした全米初の「猫カフェ」

4月28日

 滋賀県湖南市のマスコット「第4代こにゃん市長」に26日、1歳のメス猫「花梨」(かりん)が選ばれました。
 市長選は、観光振興や動物愛護を目的に2011年から行われているもので、今年で4回目。市内で飼われている犬と猫の計10匹が立候補し、全投票1191票のうち444票を集めたメス猫の「花梨」が初当選を果たしました。
 花梨は2012年夏、市内の動物保護管理センターに収容されていたところを、ホテル従業員の谷久美子さん(45)に引き取られた元保護猫。特技は「肩もみ」で、谷さんが椅子に座っていると、肩に前足をのせてもんでくれるそうです。 こにゃん市
第4代こにゃん市長「花梨」(かりん)

4月25日

 岐阜県において4月23日、保健所に収容された犬猫の譲渡促進を図る「岐阜県動物愛護センター」が新規オープンしました。
 当センターは、譲渡が完了するまで引き受けた犬猫を殺処分せずに飼育し続ける、いわゆる「ノーキルシェルター」として運営されます。県は、2012年度時点で59%ある犬猫の殺処分率を、2024年度までに35%まで減らすことを目標にしており、当センターはその活動拠点となることが期待されています。
 収容された犬猫は、感染症の検査や不妊去勢手術を経て、登録用のマイクロチップを装着し、約1ヶ月で譲渡可能な状態になるとのこと。収容頭数は犬5頭、猫10頭と小規模ですが、年間で犬60頭、猫120頭の譲渡を目標にしています。なお、引き受け先は県内の保健所に限定されており、県民が直接持ち込むことはできません。 岐阜県動物愛護センター
  • 場所=岐阜県美濃市片知593
  • 開館=9:30~16:30
  • 休館日=火曜定休
  • 電話=0575-34-0050
  • 広さ=3,455平方メートル
岐阜県動物愛護センター Source---岐阜新聞Web
4/23に新規オープンした岐阜県動物愛護センター

4月22日

 4月22日(火)~4月29日(火)、大阪市北区の阪神梅田本店8階催場にて、日本最大級の猫フェス「まるごと猫フェスティバル」が開催されます。
 当フェスはその名が示すとおり、100を超える猫作家、および専門店が一堂に会する猫祭り。洋服やバッグのほか、ブローチやペンダントといったアクセサリー、雑貨など、猫に関連した様々なアイテムが販売されます。 まるごと猫フェスティバル Source---阪神梅田本店
日本最大級の猫フェス「まるごと猫フェスティバル」

4月18日

 奈良県の奈良市保健所では、住民らが捕獲器で意図的に捕らえた猫に関し、引き取りと殺処分の対象外にすることを決定しました。
 引き取り中止のきっかけとなったのは、3月下旬、動物愛護団体がネット上で、「保健所が、住民らが捕獲器でつかまえた猫を引き取り、殺処分している」と指摘したこと。その結果保健所には、猫たちに生き延びるチャンスを与えていないことに不満を覚えた人々から、約80件にも及ぶ苦情が寄せられたといいます。
 同保健所は当初、動物愛護管理法の規定を理由に「対応に問題はない」としていましたが、批判を受けた後の3月25日、捕獲器で持ち込まれた猫については、引き取りを拒否するという方針に切り替えました。
 2013年度、保健所には310匹の猫が持ち込まれ、最終的に262匹が殺処分されたとのこと。その内の数十匹は、猫の存在を快く思わない市民が、捕獲器で捕らえて連れてきたものと見られています。なお、今回の決定を下した担当者は「今後は、現在も行っているホームページでの引き取りの募集に加え、譲渡会の開催も検討する」としています。 Source---読売新聞

4月18日

 北海道の網走保健所が2013年度に殺処分した猫が、記録の残る2002年度以降、初めてゼロとなりました。
 同保健所は2011年度以降、引っ越しや高齢者施設への入所を理由にペットの引き取りを求める飼い主に対し、ペット可の物件探しや譲渡先の探し方を提案。さらに保護した犬猫の写真を掲載するホームページを開設したり、スーパーや動物病院にポスターを掲示するなどして情報発信を強化してきました。
 その結果、2011年度には犬5匹、猫12匹だった殺処分数が、2012年度には犬0匹、猫1匹に減少。そして2013年度は犬1匹、猫0匹と、2002年度以降初めて、「猫の殺処分ゼロ」という偉業を成し遂げました。
 同保健所では、引き取り数の減少に伴って犬猫の収容期間が伸び、結果として里親とめぐり合うチャンスが増えるという、新しい好循環も生まれているとのこと。職員は「殺処分ゼロへの動きがより広まってほしい」と語っています。 Source---北海道新聞Web

4月16日

 静岡県浜松市では、県営団地に暮らしていた住人が今年の3月、94匹にも及ぶ猫を飼育放棄したため、緊急で里親を募集しています。
 県公営住宅課によると、猫を大量に飼育放棄したのは中高年の夫婦。県の担当者が夫婦とぎりぎりまで話し合った結果、住人が自主的に出て行くことになったものの、飼っていた猫はそのまま置き去りにし、現在は連絡が取れない状況だと言います。この夫婦は、そもそもペット飼育が禁止されている団地に次々と猫を連れ込み、水やエサを充分に与えていなかったことから、動物の福祉を無視して大量飼育する「アニマルホーダー」の典型例だと考えられています。
 飼育放棄された猫のうち、約30匹を受け入れた県西部の動物愛護団体「アニマル・フォスター・ペアレンツ」によると、猫は部屋で繁殖したとみられ、糞尿にまみれて悲惨な状態だったと言います。猫たちの一部は、すでに新しい飼い主の元に引き取られていきましたが、大部分は今もなお、狭いケージの中で里親を募集中です。 アニマルフォスターペアレンツ NPO富士山猫を守る会 Source---中日新聞
「アニマル・フォスター・ペアレンツ」の保護舎

4月10日

 兵庫県の芦屋市は、犬や猫などのペットを引き取って殺処分するという規定を条例から削除しました。
 殺処分について規定してあるのは、1973年に制定された「緑ゆたかな美しいまちづくり条例」。内容は、ペットの不法遺棄による野良犬や野良猫の増加を防ぐため、3,000~6,000円の手数料と引き換えに芦屋市がペットを引き取り、獣医師会に殺処分を委託するというものです。
 しかし、近年はほとんど適用例がないこと、および、2013年に施行された改正動物愛護法の中で、「飼い主による終生飼養」が明文化されたことなどの理由により、約40年ぶりに条例が見直されることとなりました。
 同市は「今の時代に合わない規定。飼い主には最期までペットの面倒を見てもらうよう指導していきたい」としています。 Source---神戸新聞NEXT

4月9日

 和歌山県田辺市は7月から、飼い主のいないいわゆる「野良猫」の不妊去勢手術に対し、県内で初めて補助金を出すことを決定しました。
 補助対象となるのは、動物愛護団体や自治会などの団体限定で、個人は対象外とのこと。税金で負担されるのは手術費用の50%で、本年度は50万円程度の支出を予定しています。
 市環境課によると、田辺保健所管内の猫の引き取り件数は、2月末までで322匹。持ち込む理由としては「野良猫がたくさん赤ちゃんを産んだ」、「ふん尿などの被害で困っている」などが多いことから、今回の野良猫助成に踏み切りました。効果に関しては、今後3年ほどかけて検証するということです。 Source---紀伊民報

4月3日

 2014年3月、ギネスワールドレコードは、マンチカンの「サイ」を「史上最も小さな猫」(体高部門)に認定しました。
 「サイ」(Cye)は、カナダ・オンタリオ州のキッチナーに暮らすマンチカンのオス、3歳。素人ブリーダーであるサラ・ランギルさん(25)が昨年の12月、友人の勧めでギネスに申請したところ、見事「史上最も小さな猫」として認定されました。前足の肉球から肩までの高さは、従来の記録を2センチ以上も更新する、13.6センチメートル。これは、細長い250ミリリットル缶の高さに相当します。
 「サイ」は子猫の頃の怪我が原因で右目が不自由な以外は、いたって健康体ということです。 マンチカン
注意
 「短足」など、特異な外見を持った猫同士の交配には、遺伝学に関する高度な知識が必要であり、素人ブリーダーが安易に立ち入ることには問題があります。
Source---CBS NEWS
「史上最も小さな猫」(体高部門)に認定されたマンチカンのサイ

4月2日

 東京渋谷の「松涛美術館」では、32年ぶりとなる改装後、初の特別展となる「ねこ・猫・ネコ展」を、4月5日(土)より開催します。
 本展では、エジプト末期王朝のブロンズ像から、桃山時代の香炉、江戸時代の絵師・与謝蕪村や司馬江漢の作品、近現代の黒田清輝、夏目漱石、藤田嗣治といった作家による日本画、洋画まで、猫をモチーフにしたありとあらゆる美術作品約100点が展示されます。
 期間は2014年4月5日(土)~5月18日(日)、場所は渋谷区松涛2-14-14にある「松濤美術館」、入館料は一般1,000円。 松濤美術館
4月5日(土)より開催される「ねこ・猫・ネコ展」