トップ2014年・猫ニュース一覧6月の猫ニュース

6月の猫ニュース

 2014年6月の猫に関するニュースをまとめました。一番上が最新で、下にスクロールするほど記事が古くなります。記事内にリンクが貼られていることもありますが、古い記事の場合はリンク切れの時がありますのでご了承下さい。

6月28日

 「里親詐欺」によって計5匹の猫を騙し取った男性の控訴審が27日行われ、第1審の倍額となる、約120万円の賠償金支払い命令が下されました。
 当裁判は、ボランティア5人から猫を騙し取ったとして訴えられていた男性が、第1審で下された60万円の支払い命令を不服として控訴したもの。6月27日に高等裁判所で行われた控訴審では、もともとの請求額である560万円には遠く及ばないものの、第1審における金額の約2倍に当たる、120万円の支払い命令が下りました。
 河辺義典裁判長は「ボランティアの5人は、男性に猫を委ねたことを深く後悔し、精神的苦痛は大きい」と述べ、1人当たりの慰謝料を10万円から20万円にするなどしましたが、猫の返還請求に関しては、個体の特定が難しいことを理由に却下しました。 Source---読売新聞

6月24日

 神奈川県の登録ボランティア団体「たんぽぽの里」では、多頭飼い崩壊の結果として引き取った猫87匹の里親を募集中です。
 多頭飼い崩壊を起こしたのは神奈川県に住む女性。この女性は鎌倉市にあるマンションの一室に、不衛生な状態で猫54匹を放置していたのみならず、藤沢市内の民家にも、飼育しきれない33匹の猫をかくまっていたといいます。ボランティア団体「たんぽぽの里」ではこれら合計87匹の猫たちをひとまず全頭救出。平塚市にある県動物保護センターと連携しながら、今後里親探しを続けていく予定だといいます。
 団体の代表を務める石丸雅代さんは、室内の汚損状況などから、数年にわたって不衛生な状態で飼育されていたと推測。「避妊・去勢手術をせず放置したことで多頭飼育に陥ったことが原因ではないか」と語っています。支援・里親希望者は同団体まで。 たんぽぽの里ブログ Source---カナコロ
猫の多頭飼い崩壊を起こした鎌倉市にあるマンションの一室

6月17日

 北海道留萌市にある野球グラウンドで、切断されたとみられる猫の頭部が発見され、警察は器物損壊と動物愛護法違反の両容疑で捜査を進めています。
 猫の頭部が発見されたのは16日午後6時頃。場所は留萌市潮静2丁目にある「潮静公園」内の野球グラウンドでした。
 発見された遺体はあごから上の部分だけで、首を含む胴体は見つかっておらず、またマウンド付近に血痕が見られないことから、別の場所で切断されて持ち込まれたと推測されています。 Source---朝日新聞DIGITAL

6月15日

 アメリカ南部フロリダ州で、トラックの車体内部に迷い込んだ子猫を、車の一部を破壊して助け出すという救出劇がありました。
 この出来事があったのは5月下旬。エランド・フレーザーさん(50)がピックアップトラックに乗って運河に釣りに出掛けたところ、車の底部から猫らしき動物の鳴き声が聞こえてきたといいます。彼は早速、金属用カッターでトラックの一部を切断。中をのぞき込んでみると、そこにはトラックにしがみついて自宅からずっと付いてきたと思われる一匹の子猫がいました。
 どうしても出てこようとしない子猫に困り果てたフレーザーさんは、道路の起伏部分を避けながら低速で運転し、地元の動物保護団体に救助を要請。団体のスタッフ総がかりで猫の救出に当たり、ようやく車外に取り出すことができました。
 その後、保護団体がこの出来事を交流サイト「Facebook」上で公開したところ、トラックの修理に対する申し出が殺到。そこで事務所は修理代を募る特別基金を急遽創設し、余ったお金はフレーザーさんの名を冠した特別基金に回すことにしました。こうした支援の輪に対し、自身でも犬1匹と猫2匹を飼っているフレーザーさん夫妻は、「トラックの事を心配してもらうより、人々が他の動物を助けるため動物保護団体に献金して欲しい」と語っています。 Source---CNN
エランド・フレーザーさんと切断された車体の一部

6月12日

 長野市は11日、環境省が発表した殺処分ゼロプランの先駆けとなるべく、モデル事業実施自治体への指定を目指す方針を明らかにしました。
 環境省が今月3日に公表したのは、通称「牧原プラン」と呼ばれる、犬猫殺処分ゼロを実現するための方針案。プランでは、全国の自治体がお手本とすべきモデル事業の推進を計画しており、年度内にも一部の地域を選定する見込みとのこと。
 これを受け長野市は、「プロジェクトは市の方向性とも合致している。ぜひモデル事業を実施していただきたい」と強調し、モデル事業実施自治体への指定を目指す方針を明らかにしました。なお長野市の2012年度における殺処分率は6%弱で、比較可能な108の自治体中、最も低い数字を実現しています。 牧原プラン Source---読売新聞

6月12日

 宮城県庁から北に延びる仙台市青葉区上杉の通り約700メートルを、「猫ロード」と名付けて町おこしにつなげる動きが始まりました。
 この町おこしを計画しているのは、有志からなる「上杉ねこプロジェクト実行委員会」。通りの南北にたまたま猫関連のお店が営業していたことにヒントを得て、「猫ロード」を思いついたといいます。22日には告知イベントとして「ねこまつり」が開催される予定で、当日は通り沿いの13店舗において猫関連の雑貨や食品などが販売されます。 Source---河北新報
仙台市青葉区上杉の「猫ロード」

6月10日

 中国のニュースメディア「華商報」は、今から約1600年前の北魏時代に作られたと思われる「招き猫」の彫像が発見されたと報じました。 Source---華商報
北魏時代のものと思われる「招き猫」

6月5日

 6月3日、犬や猫の殺処分をできる限り減らし、最終的にはゼロにするための具体的施策を明記した、通称「牧原プラン」が公表されました。
 当プランは、2013年11月20日に発足した「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」の行動指針として発表されたもの。数回の意見交換を経た後、最終目標である「犬猫殺処分ゼロ」を達成するための具体的な取り組み方がまとめられました。
 プランでは「飼い主・国民の意識の向上」、「犬猫引取り数の削減」、「返還と適正譲渡の推進」を三本柱として掲げており、それぞれを効果的に実現するために官と民がどのように連携すればよいかが明記されています。 牧原プラン ノーキルへの道
犬や猫の殺処分ゼロを目指す「牧原プラン」

6月3日

 奈良県奈良市では6月1日~30日の期間、猫をフィーチャーした「にゃらまちねこ祭り」が開催されています。
 当祭りは、奈良市の中心市街地南部に位置する、通称「奈良町」と呼ばれている地域を、「猫」がらみ盛り上げるもの。参加店舗は48店舗で、猫アートや猫雑貨、スイーツなどの物販のほか、写真やアートの展示、猫メイクや猫グッズ作製などの体験イベントもあります。 にゃらまちねこ祭り
にゃらまちねこ祭り