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セイロンキャット

 猫の品種の1つ「セイロンキャット」に関する基本情報です。この猫はいったい、いつどこで生まれたのでしょうか?歴史や特徴を写真や動画とともに見ていきましょう!

セイロンキャットの基本情報

セイロンキャット 写真:Paolo Pellegatta
  • 原産
    スリランカ

  • 短毛
  • 公認
    FIFe
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

セイロンキャットの歴史・ルーツ

 セイロンキャットは、近年イタリアで人気を高めている品種で、スリランカのセイロン島が原産です。1984年1月、イタリア・ミラノの獣医パオロ・ペレガッタ氏がスリランカの小さな村を訪れた際、偶然一匹の猫を発見したことに始まります。アビシニアンのようなティックドコートをもっていたその猫は、野生であるにもかかわらず極めて人懐こかったそうです。興味を抱いた同氏はオス猫のティサ、セレンディブ、そしてメス猫のタランガ、アラリアをイタリアに連れ帰り、1984年5月、イタリアのコモ・キャットショーに出場させます。ここでまずまずの評判を得た猫は、品種として確立することが決定し、すぐに4年間に及ぶブリーディング計画が立てられ、後に輸入された数匹の猫と共に今日のセイロンキャットの基礎が築かれました。1988年、FIFeに登録申請が出されています。品種名は発見されたセイロン島にちなんで「セイロンキャット」、もしくは「セロニーズ」(Celonese)と呼ばれます。

セイロンキャットの特徴・性格

 セイロンキャットの特徴は、「野生のアビシニアン」と呼ばれるその被毛です。一本の毛の中に複数の色が混じる「ティックド」パターンを有し、さらに足に縞模様があります。被毛色はブルー、レッド、クリーム、トータスシェルなど多彩ですが、サンディゴールド(砂の混じったような金色)に黒のマーキングが入ったものは特に「マニラ」(Manila)と呼ばれます。
 セイロンキャットの性格は、社交的で人懐こいことで知られています。

セイロンキャットのお手入れ・注意点

 セイロンキャットのお手入れは、週に一回程度のブラッシングで十分でしょう。