トップ猫の心を知る猫の言葉・気持ちあらぬ方向を見つめる

あらぬ方向を見つめる

 猫の見せるちょっとした態度やしぐさに表れる言葉・気持ちのうちあらぬ方向を見つめるについてクイズ形式で詳しく解説します。猫の本音を当ててみてください。

猫の言葉・気持ちが表れる状況

 猫が急に静かになって、天井の一点を見つめ始めました。この時の猫の気持ちは? 「あらぬ方向を見つめる」・設問写真

猫の言葉・気持ちの解説

「あらぬ方向を見つめる」・解答と解説 猫があらぬ方を向いて何かを凝視(ぎょうし)しているとき、「幽霊でもいるのかしら?!」と怖がる方がたまにいますが、人間の耳には聞こえないレベルの微弱(びじゃく)な高音に耳を澄ませていると考える方が現実的でしょう。
 猫の可聴域(かちょういき=音の聞こえる範囲)は25~75,000ヘルツくらいで、人間の「20~20,000ヘルツ」と比較すると、高音域に対する感度がずば抜けて優れています。これは、ネズミなどの小動物が発する小さな声でも聞き取れるように、聴力を発達させた結果です。猫の耳・聴覚  ただし、一時的ではなく、長い間ずっと虚空(こくう)を眺めているような場合は、「常同行動」の一種である可能性があります。「常同行動」(じょうどうこうどう)とは、ストレスや葛藤があるときに動物が見せる異常行動の一種です。ですから、「壁や天井など全く変化のない場所を、長時間じっと見つめている」といった徴候がある場合は、生活環境の中に何らかのストレス要因が無いかどうかをチェックした方がよいでしょう。 猫の常同行動 猫のストレスチェック
猫の知覚過敏症
 猫の知覚過敏症(ちかくかびんしょう, Feline Hyperesthesia)とは、何の前触れもなく突然起こる一連の異常行動のことです。慣習的に「知覚過敏症」と呼ばれていますが、「猫ぴくつき病」(twitchy cat disease)、「皮膚波打ち病」(rolling skin disease)などさまざまな別名を持っています。先天的なてんかん(脳の異常発作)や後天的なストレスが原因と考えられていますが、今のところ原因はよくわかっていません。「虚空を見つめる」という行為に続き、以下に述べるような行動が見られた場合は要注意です。
  • 瞳孔が拡大する
  • 皮膚が波打つように動く
  • 自分の尻尾、わき腹、お尻を攻撃する
  • 意味もなく鳴きわめく
参考動画⇒猫の知覚過敏症