トップ有名な猫一覧メディアで有名になった猫リルバブ

リルバブ

 「永遠の子猫」として有名な猫「リルバブ」について解説します。

リルバブとは?

 リルバブは「永遠の子猫顔」で有名な猫。
小猫症を患うリルバブ  2011年6月、マイク・ブリダヴスキィさんは野良猫が産み落とした一腹の子猫の中に、ひときわ小さい一匹を見つけました。「リルバブ」と名付けられたこの子猫の小さな体は当初、単なる発育不良と思われていましたが、後に体が小さいまま成長しない「小猫症」(→ドワーフィズム)を患っていることが判明します。さらに指が通常よりも多い「多指症」を持っており、また「大理石骨病」と呼ばれる難病も抱えていることが明らかになりました。舌がいつも垂れ下がり、成長してからも体重が2キロに届かないのはこのためです。
 しかしこうした様々なハンデキャップは、彼女にとっては決して欠点ではなく、むしろチャームポイントになっています。2011年11月、アメリカのSNS「Tumblr」において人気に火が付き、Facebookでは瞬く間に100万人を超えるファンができました。今ではその愛らしい容姿を生かし、様々なチャリティイベントに積極的に参加しています。
 リルバブは2019年12月1日、飼い主夫婦が寝ている間に静かに虹の橋へと旅立ちました。8歳半。 Lil Bub Lil Bub(Facdebook)

リルバブの写真・動画

 以下でご紹介するのは、「永遠の子猫」として有名な猫「リルバブ」の写真と動画です。 正面から見たリルバブの姿
 リルバブの人気はとどまることを知らず、2013年9月には「Lil Bub's Lil Book」という書籍が出版され、さらに彼女をフィーチャーしたカレンダーも販売された。写真の出典はこちら
撫でられてご満悦のリルバブの様子
 2013年に製作されたドキュメンタリーフィルム「Lil Bub & Friendz」は、同年4月に開催された「トライベッカ映画祭」において「ベストフィーチャーフィルム賞」(Tribeca Online Festival Best Feature Film)を獲得した。ちなみのこのドキュメンタリーにはキーボードキャットグランピーキャットも登場している。写真の出典はこちら
2019年、リルバブの全ゲノムが解析され、大理石骨症と多指症の原因遺伝子が特定された
 2018年、ドイツのマックス・プランク研究所の遺伝学チームがリルバムの全ゲノムを解析した。その結果、全ての足に1本ずつ指が多くついている「多指症」、および特徴的な顔つきを作り出している「大理石骨症」の原因遺伝子が特定されている。詳しくは人気猫「リルバブ」(Lil Bub)の病気に関わる原因遺伝子が判明にて。写真の出典はこちら
2019年12月1日、飼い主たちが眠るベッドの傍らで、リルバブは静かに虹の橋へと旅立った
 2017年の中頃から顎の骨に病原体が入り感染症を起こしたリルバブは、一時は軽快するも顔の左側に大きなコブが残ってしまう。そして2019年12月1日、感染症との因果関係はわからないものの、飼い主夫婦が寝ている間に静かに虹の橋へと旅立った。8歳半。写真の出典はこちら
「永遠の子猫」リルバブ
 以下でご紹介するのは「永遠の子猫」と形容されるリルバブの映像です。ぬいぐるみのような顔が見る人の母性本能をくすぐりますが、これは「小猫症」(→ドワーフィズム)という疾患の結果です。なおリルバブはすでに不妊手術を受けているため、クローニング以外の方法で子孫を残すことはできません。 元動画は→こちら