トップ有名な猫一覧選挙に立候補した猫モリス

モリス(アメリカ)

 アメリカ大統領選に立候補したことで有名な猫「モリス」について解説します。

モリスとは?

 モリスは、2012年度の大統領選挙に正式に立候補した猫。デルモンテフーズが展開するキャットフードブランド「9Lives」のメインキャラクターを務めており、声はジョン・アーウィンが担当しています。なお、メキシコ・ハラパの市長選に立候補したモリスは全く別の猫です。
2012年度のアメリカ大統領選に公式に出馬した猫のモリス  2012年10月11日、全ての猫に対して「終の棲家」(ついのすみか)、「空っぽになることのない食器」、「行動の自由」を選挙公約として掲げ、2012年度の大統領選挙に立候補することを発表しました。
 今回の選挙戦ではアラスカのタルキートナで名誉市長を務めるスタッブスを副大統領候補として迎え、後方支援も万全だったようです。「全ての猫に幸せを」というモリスのスタンスに、スポンサーであるデルモンテフーズも賛同。Facebookページにフリーダウンロードポスターを掲示し、1ダウンロードにつき「9Lives」1缶を動物保護団体に寄付するというキャンペーンを開始しました。
 結果的にはオバマ大統領に敗れてしまいましたが、飼い主の責任感を向上させ、猫の養子縁組を促進できたという点では、価値のある立候補だったようです。 Morris the cat PR Newswire Morris the cat(Facebook)

モリスの写真

 以下でご紹介するのは、アメリカ大統領選に立候補したことで有名な猫「モリス」の写真です。 大統領選に先駆けて開始した9Lives寄付キャンペーン
 「全ての猫に幸せを」を公約として掲げたモリスは、スポンサーであるデルモンテの支援の下、「ポスター1ダウンロードに付き、9Lives1食分を寄付」というキャンペーンを打ち出した。写真の出典はこちら
1988年、「初代モリス」が大統領選に立候補したときの選挙ポスター
 猫が大統領選に立候補するのはこれが初めてではなく、初代のモリスは1988年と1992年の選挙に連続で挑戦している。前者ではブッシュやデュカキスと争い、後者ではクリントンやペローと争ったが、どちらも惜しいところで敗れた。ちなみに現在のモリスは5代目。写真の出典はこちら