トップ猫の手入れとケア歯磨き粉の成分・大辞典パラオキシ安息香酸メチル

パラオキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)~犬猫向け歯磨き粉の安全性と危険性

 犬猫向け歯磨き粉に含まれている「パラオキシ安息香酸メチル」(メチルパラベン)。この成分はペットが口にしても大丈夫なのでしょうか?最新の科学的データと共に安全性と危険性を検証しましょう。

日本における安全性情報

 パラオキシ安息香酸メチルは、パラオキシ安息香酸にアルコール類をエステル化して得られた「パラオキシ安息香酸エステル」の一種。略して「メチルパラベン」(methyl paraben)とも呼ばれます。ナトリウム塩がくっついたときの化学構造式は以下です。 犬猫向け歯磨き粉に含まれている成分「パラオキシ安息香酸メチル」  日本国内では厚生労働省によってパラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピルの5品目が指定添加物の「保存料」として指定されています。非常に紛らわしくて分かりにくいですが、「パラオキシ安息香酸メチル」は食品添加物として認可されていません。

海外における安全性情報

 EFSA(欧州食品安全機関)では入手可能なデータが限られているため、現時点におけるパラベンの一日摂取許容量(ADI)や使用基準を決めることはできないとの見解を示しています。一方、JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)ではパラオキシ安息香酸エチル(エチルパラベン)とメチルパラベンのグループADIとして体重1kg当たり1日0~10mgと設定しています。なお国際がん研究機関(IARC)によって発がん性は確認されていません。
ペット向けの歯磨き粉には保存料や防腐剤として使用されます。