トップ猫の心を知る猫の言葉・気持ちゆっくりとまばたきをする

ゆっくりとまばたきをする

 猫の見せるちょっとした態度やしぐさに表れる言葉・気持ちのうちゆっくりとまばたきをするについてクイズ形式で詳しく解説します。猫の本音を当ててみてください。

猫の言葉・気持ちが表れる状況

 猫の顔を見つめていたらゆっくりとまぶたを閉じて半開きの状態になりました。この時の猫の気持ちは? 「ゆっくりとまばたきをする」・設問写真

猫の言葉・気持ちの解説

「ゆっくりとまばたきをする」・解答と解説 猫が見せるゆっくりとした瞬きは「キティキス」(Kitty Kiss)や「スローブリンク」(Slow Blink)などとも呼ばれ、多くの書籍やインターネット上の記事では愛情表現と解釈している人が多いようです。しかしこうした解釈には明白な根拠がなく、「そうであってほしい」という人間の側の願望が多分に含まれているように思われます。こうした願望をいったん置いといて、猫の行動を冷静に観察したところ、瞬きが持っているのは愛情という意味ではなく、逆に不安や緊張という意味であるという可能性が示されました。
 調査を行ったのはイギリス・リンカーン大学とオーストラリア・クイーンズランド大学からなる共同チーム。29頭(オス猫14頭)の猫たちを統一した環境内に置き、ケージの中に猫だけがいる「孤立状況」と、人間と接触している「交流状況」における反応を細かく録画観察しました。その結果、「人間と交流している」と「フラストレーションを感じている」という条件が重なったときだけ「目を半分閉じる」という行動が見られたといいます。また「人間と交流している」と「恐怖を感じている」という条件が重なったときだけ「まばたきをする」という行動が見られたとも(→詳細)。
 つまり「ゆっくりまばたきをする」とか「目を半分閉じる」といった行動は、近くにいる人間によって不安や恐怖が引き起こされたときに出るというのです。 猫との不用意なにらめっこはストレスの原因になるかも  猫の顔を正面からじっと見つめていると、顔をそらせたり毛づくろいを始めたり、急に床の匂いを嗅ぎはじめたりします。これらはすべて「あなたに興味はないので、私のこともほっといて」というアピールです。これと同様「ゆっくりまぶたを閉じる」という行動には「落ち着かないのでやめてもらえませんか?」といった意味があるように思われます。愛情表現と勘違いして猫と頻繁ににらめっこをしていると、ストレスの原因になるかもしれませんのでほどほどにしておきましょう。 猫のストレスチェック