トップ猫の健康と病気猫にとって危険な有毒植物た行に属する有毒植物

た行に属する有毒植物~写真で学ぶ猫に危険な花・葉・茎

 あ行に属する、猫にとって毒となる植物・写真付き一覧リストです。赤字で示したものが命を落とす危険すらある大変危険な植物、そして青字で示したのが体調不良に陥る危険な植物です。ここでは比較的有名な植物を列挙しましたが、ここに記載されていない植物が安全ということではありません。まず、「得体の知れない植物は猫の口に入れさせない」という習慣を作ることが重要です。
 なお猫をハッピーにする多幸感効果をもった「またたび」については猫へのまたたびの与え方、猫が食べても安全な「猫草」については猫草の種類と育て方で詳しくまとめてありますのでそちらをご参照下さい。
猫に危険な有毒植物 タケニグサ タケニグサの画像  ケシ科の多年草で日当たりのよい草原、空地などによく見られる雑草。茎を切ると黄色の乳液が出るがアルカロイドの一種であるサングイナリン、ケレリスリンなどを含み有毒。嘔吐、胃腸炎、体温や脈拍の低下、幻覚、呼吸困難、重症では 死に至ることもある。
猫に危険な有毒植物 タバコ タバコの画像  ナス科タバコ属の一年草の亜熱帯性植物で、葉の成分として有毒で習慣性の強いニコチンを含む。食後数時間で頻脈、よだれ、ふるえ、ひきつり、ふらつきなどの症状をきたし、死ぬこともある。
猫に危険な有毒植物 タマネギ タマネギの画像  ユリ科の多年草。ウサギ、イヌやネコなどの殆どの動物が食べた場合、成分に含まれる硫黄化合物が中毒を引き起こし、血液中の赤血球が破壊され死亡することがある。加熱しても効力は衰えないのでタマネギの入った料理にも注意が必要。
猫に危険な有毒植物 チューリップ チューリップの画像  ユリ科チューリップ属の植物。球根ができ、形態は有皮鱗茎。多くの品種で全草に心臓毒であるツリピンを含み毒性がある。のどの乾き、粘膜の乾燥、瞳孔の拡大、心臓の鼓動の異常、痙攣、 嘔吐、腹部の痛み、血便、下痢、めまい、呼吸困難などをひきおこすし、死ぬこともある。
猫に危険な有毒植物 チョウセンアサガオ チョウセンアサガオの画像  ナス科の植物。マンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビの異名もある。ベラドンナやハシリドコロなどと同様にアトロピンを含んでおり、過去には鎮痙薬として使用された。誤食すると嘔吐、下痢、口渇、視覚障害、瞳孔散大、幻覚、頻脈、最悪では死亡することもある。
猫に危険な有毒植物 ツクバネソウ ツクバネソウの画像  ユリ科ツクバネソウ属の多年草。高さは20~40cmくらいになる。葉は輪生し、茎に4枚つき、形は長楕円形で、葉の縁は全縁になる。食べると尿細管変性を起こし、 嘔吐、下痢、脱水症状、腎臓障害、視力障害、呼吸困難、手足のしびれ、循環不全、全身麻痺などの症状をきたし、死亡することもある。
猫に危険な有毒植物 ツツジ ツツジの画像  ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属の植物の総称。レンゲツツジ等、致死性の毒を持つ種も一般的に自生しており、また庭木としても利用されているので注意が必要。葉と蜜に含まれるグラヤノトキシンにより、よだれ、嘔吐、下痢、視力障害、筋力低下、徐脈、痙攣、昏睡、などの症状をきたす。
猫に危険な有毒植物 トウゴマ トウゴマの画像  トウダイグサ科トウゴマ属の多年草。種子から得られる油はひまし油(蓖麻子油)として広く使われており、また種にはリシン(ricin)という毒タンパク質がある。種子そのものを口にした人間の子供が、重症に陥った例もある。皮膚炎、、嘔吐、下痢、腹痛、血圧上昇、めまい、けいれん、神経障害、呼吸困難、腎不全、重症では死に至ることもある。
猫に危険な有毒植物 ドクウツギ ドクウツギの画像  ドクウツギ科ドクウツギ属の落葉低木であり、トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つとされる。北海道・本州(近畿以北)の山地、河川敷、海岸の荒地などに自生する。コリアミルチンという毒成分を含み、昔は農村で子供が食べ死亡する事故が多かった
猫に危険な有毒植物 ドクゼリ ドクゼリの画像  セリ科ドクゼリ属の多年草有毒植物。別名、オオゼリ(大芹)。ドクウツギ、トリカブトと並んで日本三大有毒植物の一つとされる。葉の形状や生育環境が食用のセリとよく似ているため若葉の誤食による中毒者が後を絶たない。シクトキシンという有毒成分を含み、嘔吐、胃腸炎、行動の異常、ひどいけいれん、ふるえなどの症状をきたす。死に至ることもある。
猫に危険な有毒植物 ドクニンジン ドクニンジンの画像  セリ科の有毒植物のひとつ。多年草で薬草として使われる。ドクニンジンは、各種の毒性アルカロイド(コニイン、N-メチルコニイン、コンヒドリン、N-プソイドコンヒドリン、γ-コニセインなど)を含む。これらの毒の中でも最も重大なのがコニインである。コニインは神経毒性の成分で、中枢神経の働きをおかし、人間や家畜にとっては有害である。
猫に危険な有毒植物 トチノキ トチノキの画像  トチノキ科(APG植物分類体系ではムクロジ科とする)トチノキ属の落葉広葉樹。フランス語名「マロニエ:marronnier」としてよく知られている。誤食すると下痢、胃腸炎、脱水、体内電解質の不均等を招く。
猫に危険な有毒植物 トマト トマトの画像  ナス科ナス属の植物。嘔吐、腹部の痛み、血便、、下痢、めまい、口内の乾燥、呼吸困難などをひきおこすことがある。 けいれん、麻痺などの神経症状、心筋梗塞などに進行し、死ぬこともある。 果実よりも、特に芽や葉に注意が必要。
猫に危険な有毒植物 ドラセナ ドラセナの画像  リュウゼツラン科の属の一つ。葉が美しく観葉植物として栽培されるものが多くあり「幸福の木」とも呼ばれる。全草に毒を含み、嘔吐、下痢、手足の腫れ、麻痺、死亡することもある。
猫に危険な有毒植物 トリカブト トリカブトの画像  キンポウゲ科トリカブト属の総称。日本には約30種自生している。ドクゼリ、ドクウツギと並んで日本三大有毒植物の一つとされる。主な毒成分はジテルペン系アルカロイドのアコニチンで、経皮吸収・経粘膜吸収され、経口から摂取後数十分で死亡する即効性がある。
猫に危険な有毒植物 ダイオウ ダイオウの画像  タデ科の属のひとつ。本属の植物を総称して大黄(だいおう)という。この属の一部植物の根茎より生薬の大黄(だいおう)が調製される。葉はシュウ酸を多く含み、嘔吐、下痢、黄疸、肝不全、腎不全、不整脈、低カルシウム血症を招く。
猫に危険な有毒植物 ツリフネソウ ツリフネソウの画像  ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年生草本植物。全草に毒を含み、誤食すると嘔吐、胃腸のただれを招く。
猫に危険な有毒植物 デイジー デイジーの画像  キク科の多年草(日本では一年草扱い。)。別名はヒナギク。ミニテルペンラクトンという物質により、接触性の皮膚炎、嘔吐などを招く
猫に危険な有毒植物 ディフェンバキア ディフェンバキアの画像  サトイモ科に属する熱帯植物の一種。ディフェンバキアの細胞にはシュウ酸カルシウムの結晶が含有される。子供やペットの動物がディフェンバキアの葉を噛むことによって、過剰なよだれや口の炎症などを起こすことがある。
猫に危険な有毒植物 テッポウユリ テッポウユリの画像  ユリ目ユリ科ユリ属の多年生草本球根植物。全草に毒を含み、脱力感、脱水、腎臓障害、視力障害、全身麻痺などの症状をきたす。ユリの入っていた花瓶の水を飲んでも症状が出ることがあるので注意が必要。
猫に危険な有毒植物 トウダイグサ トウダイグサの画像  日本では本州以南に広く分布し、日当たりのよい荒地や畑などに生える二年草。茎や葉を傷つけると白い乳液を出す。全草にわたり有毒である。接触では皮膚炎、鼻炎、粘膜の炎症、経口摂取では嘔吐、下痢、胃腸炎、腹痛、頭痛、血圧上昇、目眩、ケイレンを招く。