トップ有名な猫一覧奇跡の生還を果たした猫ジャック

ジャック

 空港内で迷子になったことで有名な猫「ジャック」について解説します。

ジャックとは?

 ジャックは2011年8月25日、ニューヨーク市クイーンズ区にあるジョン・F・ケネディ空港で迷子になり、61日後に発見されたノルウェージャンフォレストキャット。
空港職員の不手際により迷子になってしまったジャック  迷子の原因は、空港の荷物係が積み重ねたクレートが崩れ、その衝撃で扉が開いてしまったこと。空港の職員は、すぐさまジャックが迷子になった「連邦検査部」(FIS)の中をくまなく探し回り、また空港周辺に写真つきの迷子チラシを掲示したものの、彼を見つけることはできませんでした。
 その後、事件を聞きつけた動物愛好家24,000人以上が、FacebookなどのSNSを通じて「JFK空港で猫のジャックが迷子」というキャンペーンを展開します。ジャックが見つかったのは、人々の関心を高めるため、10月22日を「ジャックの日」と制定したわずか3日後の10月25日でした。
 しかし彼を発見できたのは、ジャック自身が税関エリアに落ちてきたためであり、「人々の努力の賜物」というよりは、「空腹による衰弱」のおかげでした。生きて発見されたものの、彼はひどい脱水症状と低栄養状態に陥っており、回復の見込みがないと判断されたため、2011年11月6日、安楽死という最期を遂げています。
 ジャックを見つけるためにアメリカン・エアラインズがとった「兵糧攻め」という戦略が、結果として彼の死を招いたことや、Facebookのコメントをブロックするなどの対応から、一部の人は航空会社に対して非難の声を上げています。 Jack(cat) Jack(Facebook)

ジャックの写真

 以下でご紹介するのは、空港内で迷子になったことで有名な猫「ジャック」の写真です。 在りし日のジャックの顔写真
 生前のジャックの様子。ノルウェジャンフォレストキャットは北欧出身の大柄な猫。写真の出典はこちら
JFK空港内で迷子になった猫のジャックを探すために作られた迷子チラシ
 「JFK空港で猫のジャックが迷子」というキャンペーンで拡散された迷子チラシ。結局ジャックを見つけたのは、この迷子チラシではなく、彼自身の衰弱だった。写真の出典はこちら