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猫の睡眠・完全ガイド~眠りのサイクルを理解して安眠妨害を防ごう!

 「ねこ」という言葉の語源が「寝子」ではないかという説があるくらい、猫は1日の大半を寝て過ごします。では一体どのくらいの時間を睡眠に費やしているのでしょうか?また飼い主が猫によって安眠妨害されないためには、一体どのような点に注意すればよいのでしょうか?

猫の平均睡眠時間は?

 猫は1日の大半を寝て過ごしますが、平均すると何時間くらい眠っているのでしょうか?人間とは違って細切れに睡眠を取りますので総合時間を測ることは難しいですが、研究室内における観察では1歳を過ぎた成猫の平均が13.2時間と報告されています出典資料:Sterman, 1974)
 例えば以下は23時間に渡って猫の睡眠を観察した時のグラフです。1回で一気に眠り続けるのではなく、短い睡眠を細切れに繰り返していることがおわかりいただけるでしょう。 23時間における猫の覚醒・睡眠パターングラフ  農場に暮らしている猫の睡眠時間が7.4~11.7時間であるのに対し、明暗をコントロールされた実験室内で暮らしている猫のそれは10~15.6時間という報告もあります。おそらく年齢、食事量、気温(室温)、騒音、明るさ、寝床(ベッド)のクオリティなどによって増えたり減ったりするのだと考えられます。
 猫の睡眠時間が長い理由は、ライオンやトラと同様、来(きた)るべき狩りの時間に備えてエネルギーを温存する必要があるからです。完全な肉食で高カロリー食を食べている猫は、一度食事を取ればしばらく何も食べなくてよいので、余った時間を睡眠に回しているともいえます。食事量と睡眠時間の関係を調べた研究でも、がっつり食べた後の猫では深い眠りの時間が伸びたと報告されていますので、猫にとっては「食っちゃ寝」が健康な生活習慣というわけです出典資料:Ruckbusch, 1976)ごはんをたらふく食べた後の猫はぐっすり眠る  それに対し草食動物である牛や馬は1日2~3時間しか寝ません。理由は体に必要な窒素(N)やカロリーを摂取するため、生活の大半を「草を食べる」という行為に費やさなければならないからです。
 ちなみに以下はいろいろな動物における睡眠時間の一覧リストです。ウシガエル(0時間)やカマイルカ(0.8時間)のようにほとんど眠らない動物がいる一方、ホオヒゲコウモリ(20時間)やオオアルマジロ(18時間)のように1日の大半を寝て過ごす動物もいます。猫はずっと寝ている印象がありますが、動物界においては中堅どころといったところですね出典資料:Campbell, 1984)
動物名睡眠動物名睡眠
ホオヒゲコウモリ19.9チンパンジー9.7
オオアルマジロ18.1アナウサギ8.8
アフリカニシキヘビ18.0トウブモグラ8.4
モリフクロウ16.0イエイヌ8.4
ヒト(幼児)16.0オナガガモ8.1
ミツユビナマケモノ15.8シジュウカラ8.0
シマリス14.9ヒト(成人)8.0
セイブヒキガエル14.6ブタ7.8
ラット13.2カワイルカ7.0
イエネコ🐱13.2ヌマガメ6.9
ホッキョクオオカミ13.0イグアナ6.0
イエイヌ12.9ヤギ5.4
ガラパゴスペンギン12.8ゴンドウクジラ5.3
マウス12.8タカ4.5
モルモット12.6バク4.4
オオハクチョウ12.0ウシ4.0
アカゲザル11.8シチメンチョウ3.9
リクガメ11.5アジアゾウ3.8
スローロリス11.0ヒツジ3.8
アヒル10.8アザラシ3.6
コウテイペンギン10.7ロバ3.1
ハト10.6ウマ2.9
ジャガー10.0ワライガエル2.4
リスザル9.9アカカンガルー1.4
アカギツネ9.8シャチ1.3
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猫の睡眠サイクル

 人間においてはレム(REM)睡眠とノンレム(NREM)睡眠とが1~2時間(平均90分)かけて入れ替わり、1つの睡眠サイクルを形成しながら6~8時間ほど眠ります。ここで言う「REM」とは「Rapid Eye Movement」の略で、眠っている間に眼球が素早く動く現象のことです。では、猫にも睡眠サイクルはあるのでしょうか?もしあるとしたら人間とどのような違いがあるのでしょうか?

猫の覚醒と睡眠相

 猫が目を覚ました状態と眠った状態は姿勢、脳波、筋電図といったパラメーターによっていくつかの相に分けられます。研究者によって分け方が異なるため統一された答えはありませんが、大部分の調査が共通して報告しているのは以下です。「睡眠」といった場合は通常、ノンレム睡眠相とレム睡眠相だけを指します。

覚醒

 覚醒(Alert)とは目を覚ましている状態です。動き回ったり生命を維持するために必要な活動(摂食・飲水 etc)を行います。大脳新皮質は低電位速波を示し、海馬は3~5Hzの不規則な活動電位を見せます。 覚醒状態にある猫

まどろみ

 まどろみ(Drowsy)とはうとうとした状態のことです。しゃがみこんでスフィンクス姿勢もしくは香箱座りになり、目を半分閉じて瞳孔は狭まります。大脳新皮質は6~14Hzの紡錘波を示し、海馬の活動電位は緩やかに消失して散発的な鋭波、10~30Hzの速波、2~5Hzの徐波に移行します。睡眠に含めない研究者もいます。 まどろみ(Drowsy)状態にある猫~うとうとするが首の力は抜けていない

ノンレム睡眠

 ノンレム睡眠(NREM-sleep)とは高速眼球運動が見られない睡眠状態のことです。脇腹を床に付ける形で横になり、まぶたは完全に閉じられて首の力が抜けます。大脳新皮質は6~14Hzの紡錘波および1~5Hzの高電位徐波を示します。また海馬は高電位徐波、不規則な速波、高電位棘波を示し、終わりに近づくと外側膝状体で棘波が観察されます。なお研究者の中にはDSWS(深い徐波睡眠)とLSWS(浅い徐波睡眠)という2相に分けている人もいます。 ノンレム睡眠にある猫~筋肉は脱力しているがREMは見られない

レム睡眠

 レム睡眠(REM-sleep)は高速眼球運動が見られる睡眠状態のことです。姿勢だけ見ると眠っているものの脳波は覚醒している時の特徴(低電位速波)を示すことから逆説睡眠とも呼ばれます。眠りが最も深いと考えられており、最大の特徴であるREM(高速眼球運動)が現れ、手足のジャーク(急激に動かすこと)や顔面筋のトゥイッチ(ぴくぴく痙攣すること)とともに海馬の周期的な活動が出現します。
 以下でご紹介するのはレム睡眠中の猫の動画です。白目をむいているように見えるのは瞬膜(第三眼瞼)で、最大の特徴である高速眼球運動(REM)のほか、ヒゲ・耳がピクピク動く、呼吸が不規則になる、突然散瞳するといった痙攣的な動き(トゥイッチ, twitch)が見られます。さらに極端な例だと、指が曲がる、舌がチロチロ動く、手足やしっぽを急に曲げるなど、まるで寝ぼけているかのような素早い動き(ジャーク, jerk)が見られることもあります。寝言を言うこともありますので、人間と同じように夢でも見ているのでしょうか? 元動画は⇒こちら
 ちなみに猫のレム睡眠時の覚醒閾値はノンレム睡眠時のおよそ300倍だとされています出典資料:Jouvet, 1967)。つまり300倍目覚めやすいという意味です。人の横で寝ていた猫が突然目を覚まし、引っかいたり逃げ出すなど、寝ぼけたような行動をとることがあるのも、猫が寝ている間でさえ警戒心を怠っていない証拠なのでしょう。

猫の睡眠リズム

 人間の場合、目を覚ました状態が日中に長く続いた後、夜になって6~8時間の睡眠を一気に取ります。一方、猫の睡眠を24時間に渡って観察した調査では、覚醒26分と睡眠79分からなる105分のサイクルが平均14.2回(5~31回)現れたといいます。つまり回数を分けて短い睡眠を細切れでとっているということです。 人間と猫の1日における睡眠サイクル比較  覚醒-睡眠リズムの内訳は覚醒22.5%、まどろみ22.7%、ノンレム睡眠39.3%、レム睡眠15.5%で、レム睡眠の平均持続時間は20.4分(14.4~27.4)、高速眼球運動の出現回数は平均2.6回でした出典資料:Lucas, 1974)
 フランス・ロイヤルカナンのチームが行った観察調査では、猫たちは1日のおよそ70%を動かない状態で過ごすことが確認されています。またオーストラリア・クイーンズランド大学が行った別の観察調査では、6.3平方mの室内で飼育されている猫では、トータルの移動時間が全体の24.5%になると報告されています出典資料:Podberscek, 1991)
 こうしたデータから考えると1日のうちで猫が目を覚ましている時間は2~3割で、残りの7~8割はまどろんでいるか眠っているということになるでしょう。猫の語源が「寝子」や「眠子」ではないかという風説にも納得がいきますね。 猫たちの自発的な行動パターンは活動3割の安静7割

子猫の睡眠サイクル

 子猫は1日の大部分を寝て過ごしますが、産まれてから生後6週齢までは成猫で見られるような明白な睡眠相はありません。生後10~20日齢でノンレム睡眠の増加や体の動きの減少が顕著となり、生後20~40日齢になってようやく徐波や棘波の出現、レム睡眠の減少、ノンレム睡眠中の呼吸性変動の減少といった特徴が見られるようになります出典資料:McGinty, 1977)生後間もない子猫の睡眠サイクルはまだ未熟  また睡眠相が切り替わるタイミングでは10秒未満の無呼吸が見られるようになります。通常は心拍数の減少と連動して出現しますが、人間における睡眠時無呼吸症候群とは違い、異常というわけではありません出典資料:J.M.Dennis, 1979)。6週齢から3ヶ月齢の間に脳が発達し、少しずつ成猫で見られるような睡眠サイクルになると考えられています出典資料:Hoppenbrouwers, 1975)

老猫の睡眠サイクル

 成猫と老猫を比べた場合、トータルの睡眠時間にはそれほど大きな違いは見られません。しかし睡眠サイクルを細かく見てみると、必ずしも同じではないようです。
 たとえば2~4歳の若い猫と10~11歳のシニア猫を対象とし、24時間における睡眠サイクルを比べたところ、老猫グループでは以下のような特徴が見られたといいます出典資料:Bowersox, 1984)
老猫における睡眠の特徴
  • 6~14秒程度の覚醒中断が多い
  • レム睡眠が短い
  • ノンレム睡眠が長い
  • 深い徐波睡眠(DSWS)が短い
  • 2.5分以下の浅い徐波睡眠(LSWS)の総数が少ない
 全睡眠時間(ノンレム睡眠+レム睡眠)の中でレム睡眠が占める割合は、生後10日の子猫で100%、生後28日で50%、成猫で25%とされています。例えば以下は複数の調査が報告しているノンレム睡眠とレム睡眠の割合です。24時間のうち58%を睡眠(※まどろみは除く)に費やし、そのうちの75%がノンレム睡眠、残りの25%がレム睡眠という内訳になっています。
論文NREMREM合計
Delorme(1964)52.5%16.0%68.5%
Sterman(1965)42.4%15.5%55.0%
Ursin(1970)41.7%13.5%55.1%
Lucas(1974)39.3%15.5%54.8%
 老猫の場合、上記したレム睡眠の割合が少なくなるかわりにノンレム睡眠の割合が増えるというわけです。熟睡はレム睡眠相で起こると考えられていますので、シニア猫は目を覚ましやすく、ぐっすり眠る時間が短くなると言いかえることもできるでしょう。
 年配の人間においても見られるレム睡眠時間の減少や覚醒中断(短い間だけ目をさますこと)の増加が、神経システムの老化によって引き起こされているのか、それともただ単に運動量が減ったために引き起こされているのかはよくわかっていません。
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安眠妨害を防ぐ方法

 猫と一緒に暮らしていると、安眠を妨害されることがけっこうあります。よくあるのは「耳元でニャーニャー夜鳴きする」「顔をなめる」「布団の上に乗っかる」「腕や足をかじる」「床や壁をガリガリひっかく」などです。 猫は睡眠中の飼い主を様々な方法で起こしに来る  多くの飼い主は仕方がないと諦めながら生活していますが、猫の寝床をベストな状態に整えることによって妨害が減り、睡眠不足が解消してくれるかもしれません。つまり猫を安眠させることで飼い主も安眠できるということです。
 過去に行われた調査により、猫の安眠を促せそうなコツがいくつか報告されていますのでご紹介します。

音楽・BGMと猫の睡眠

 ポルトガル・リスボン大学のチームは、さまざまなジャンルの音楽が麻酔中の猫に対して与える影響を検証しました出典資料:Mira, 2015)
 調査チームは卵巣子宮摘出手術に訪れた12頭のメス猫を対象とし、手術の途中に3つの「音聞かせポイント」を設け、ポイントが来たタイミングで「クラシック音楽」「ポップミュージック」「ヘヴィメタル」のいずれかをランダムで2分間聞かせました。
 その結果、クラシック音楽を聴いた猫では呼吸数が少なくなって瞳孔が小さくなり、逆にヘヴィメタルを聴いた猫では呼吸数が多くなって瞳孔が大きくなったといいます。前者は自律神経の内の「副交感神経」が優位となってリラックスしているという意味で、後者は逆に、交感神経が優位となって緊張しているという意味です。
 麻酔中の状態と眠っている状態は同じではありませんが、音楽が猫の自律神経に作用する可能性がありますので、少なくともロックなどの激しい音楽は室内で流さないほうが良いでしょう。

電気・明るさと猫の睡眠

 フランス・アルフォール国立獣医学校のチームは、室内の明るさが猫の睡眠に及ぼす影響を検証しました出典資料:Ruckbusch, 1976)
 生活環境を統一し、3頭の猫が見せる睡眠パターンを24時間に渡って観察したところ、電気によって室内がずっと明るい状態だと徐波(ノンレム)睡眠の時間が減る代わりに、まどろみの時間が増えることが判明したといいます。また明暗が12時間ごとに繰り返される通常の生活環境では、覚醒時間(覚醒+まどろみ)に対する睡眠時間(ノンレム睡眠+レム睡眠)の割合が91%でしたが、明暗サイクルがなくずっと明るい生活環境ではこの割合が62%にまで激減したとも。 猫が自分の腕で目隠しをするのは光がまぶしいから  室内が明るい状態だとしっかりとした睡眠がとれず、うとうとするだけの時間が増えると考えられます。猫が自分の手で目隠しをしていたり、床に突っ伏していわゆる「ごめん寝」の姿勢をとっているような場合は、「ちょっとまぶしいので暗くしてもらえます?」というメッセージですので、自発的に寝場所を選べるよう暗い寝床を用意してあげましょう。

気温・室温と猫の睡眠

 アメリカ・スタンフォード大学の調査チームは、若い猫5頭(4歳未満/オスメス)と老猫5頭(12~14歳/オスメス)を対象とし、室温が睡眠パターンに及ぼす影響を検証しました出典資料:Bowersox, 1988)
 室温を5~35℃まで5℃刻みの7段階に調整し、それぞれの段階で4時間ずつ睡眠を取らせてみたところ、以下のような変化が見られたといいます。DSWSとは「深い徐波睡眠」のことです。
室温と睡眠の変化
  • 若い猫でも老猫でも室温が下がるほど覚醒時間が伸びる
  • 若い猫でも老猫でも室温が上がるほどDSWSの時間が伸びる
  • 若い猫では室温の上昇とともにREM睡眠の時間が伸びる
  • 老猫では5℃と35℃におけるNREM睡眠中断回数が増える
 人間を対象とした調査では、加齢とともに睡眠中断の回数が増え、徐波(0.5~3.0Hz)の回数と振幅がともに減少することが確認されています。またこうした変化は多くの場合、「睡眠の質が悪くなった」と評価されます。猫に感想を聞くことはできませんが、部屋が寒くて「覚醒時間が伸びる」状態や「睡眠中断回数が増える」状態はあまり望ましくないでしょう。特に冬や気温が低い日は睡眠が短くなりがちですので室温を調整して暖かくしてあげましょう。

寝床・ベッドと猫の睡眠

 ニューヨーク・コーネル大学のチームは柔らかい素材でできたベッドが猫の安眠に及ぼす影響を検証しました出典資料:Crouse, 1995)
 調査チームはまず個別のケージに5頭の猫たちを入れ、クッションがない状態で5日間、クッションが棚の上に置いてある状態で5日間、そしてクッションが床の上に置いてある状態で5日間観察を行いました。その結果、置き場所に関わらずクッションがある生活環境では観察時間中にクッションを使用する割合が47.6%に激増するとともに、子猫が母猫の前で見せるニーディング(kneading)と呼ばれる行動が有意に増加した(0→4.7%)と言います。
 次に調査チームは2つの広い部屋を用意し、1室に10頭、1室に9頭の猫を入れて生活空間を共有させました。そしてクッションがない状態で9日間、クッションがある状態で9日間の観察を行ったところ、クッションのある生活環境においてはトイレの中で眠る時間が減り(29.7→11.7%)、クッションの上で丸まって眠る時間が有意に増えた(35.7→52.7%)といいます。 猫の安眠を促進するためにはカールしやすい柔らかいベッドが必要  個別に飼育されている猫においても、多頭飼育されている猫においても、柔らかい素材でできたクッションを生活環境に導入することにより丸まって眠る時間が増えるようです。丸まった姿勢ではレム睡眠が生じやすいとされていますので、猫が安眠できる時間が増えたと言い換えることもできるでしょう。
 なお、室内にちゃんとしたベッドやクッションがない場合、猫はなるべく柔らかい素材を求めて猫砂の敷き詰められたトイレで眠るようになります。排泄行為をするわけではないのにやたらトイレに行きたがるような場合は、生活環境を見直してあげてください。ベッドが気に食わないとか同居している他の猫にベッドを奪われているなど、必ず何らかの原因があるはずです。

猫用の睡眠薬?

 猫による安眠妨害で睡眠不足に悩む飼い主の中には、猫用の睡眠薬を求める人がいます。しかし自己判断で人間用の睡眠薬(睡眠導入剤)を猫には絶対に投与しないで下さい。
 脳の機能を低下させるタイプの睡眠薬では中毒症例が確認されています出典資料:Bertini, 1995)。また自然な眠りを誘発するタイプの睡眠薬は長期的に投与した場合の副作用や悪影響が十分に検証されていません出典資料:Hirai, 2010)。「睡眠改善薬」として市販されている製品でも中毒を起こしてしまう危険性があり、アメリカの動物虐待防止協会(ASPCA)が注意を促しています出典資料:ASPCA, 2019)
 そもそも睡眠薬は人間の睡眠障害に対して処方される薬です。「猫の睡眠サイクル」でも解説したとおり、猫が夜中にしょっちゅう目をさますのは自然なリズムですので、人間の都合だけで健康な体に不要な薬を投与することは望ましくありません。 多くの飼い主が人間用医薬品をペットに誤投与している 猫に睡眠薬を投与する危険性
睡眠環境を整えれば猫がぐっすり眠るようになり、飼い主の安眠を妨害する回数も減ってくれるでしょう。ベッドの置き場所に関しては「猫が喜ぶ部屋の作り方」なども参考にして下さい。安易に睡眠薬に頼るのは厳禁です。