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猫を飼う際に必要な費用

 猫を飼う際に必要となる費用を、「飼い始め」、「飼い始めてから毎年」、そして「臨時」という枠組みでまとめました。 これから猫を飼おうという方は、是非参考にして下さい。

猫の飼い始めに必要な費用

 猫を飼い始めた時、真っ先に必要となる出費を一覧リスト化しました。内容の詳細は、表の下に記載してありますのでご参照下さい。
 医療費に関しては、田舎よりも都会の方がやや割高となります。これは、都会の方が地代が高く、その分を医療費に上乗せしなければならない、という事情が関連しています。
 なお、生活用具のより具体的内容については猫に必要なペット用品でご確認ください。
猫の飼い始めに必要な費用一覧
猫を飼い始めた時、真っ先に必要となる出費の一覧リストです。

健康診断

 「健康診断」は、5歳未満の健康な猫なら年に1回、5歳を過ぎたら半年に1回くらいが大まかな目安です。費用に関しては地域や病院の立地、およびオプション検査の有無によりかなり変動しますので、事前に問い合わせて見積もりを取ったほうがよいでしょう。
 健康診断では以下のような検査を受けることができます。幾つかの項目に関してはオプションであり、必ずしも行われるわけではありません。オプション検査を依頼すると、その分検査費用がいくらか上乗せされます。 日本獣医師会・小動物診療料金
一般的な猫の健康診断内容
  • 体重測定食事量が適正かどうかの目安になります
  • 体温測定成猫の平熱は37.5~38.5℃、子猫の平熱は38~39℃くらいです
  • 便の検査硬さ、匂い、色、顕微鏡を使った寄生虫検査などを行います。便検査をする場合は検査の2時間以内に便を取って病院に持参します(病院内で採取することも可能です)。長時間放置した便は寄生虫が卵から孵化(ふか)している可能性があり、正確な検査ができません。
  • 血液検査血液系の疾患や血液型を調べることができます。
  • 尿検査泌尿器系(ひにょうきけい)の疾患を調べることができます。
  • レントゲン検査骨折や脱臼が疑われるときや、尿管や膀胱(ぼうこう)に異常が見られるとき、胃や腸の中に異物があるときなどこの検査を行います。
  • 心電図検査不整脈、心室肥大、冠状動脈疾患などを調べます。

混合ワクチン接種

猫は病院の診察台に乗せられ、ワクチン注射を受けます。  「混合ワクチン接種」(こんごうわくちんせっしゅ)は、猫がかかりやすい病気に対する免疫力を、あらかじめ高めるための注射です。生まれたばかりの子猫には母猫から受けた受動免疫(じゅどうめんえき=生まれついて授かった病気に対する抵抗力)がありますが、離乳する頃には免疫力が低下してしまいます。この時期に猫汎白血球減少症猫ウイルス性鼻気管炎猫カリシウイルスなどの伝染病にかかりやすくなるため、人為的にこれらの感染症に対する混合ワクチンを接種する必要があるのです。生後50日頃に1回目、生後80~90日頃に2回目の接種を受け、以後は1年に1回受け続けるプログラムが一般的です。予防接種は近くの動物病院でいつでもできます。 ワクチン接種プログラム 猫の感染症

生活用品費用

 猫用トイレ、猫用シャンプーやリンス、首輪、爪きり、ブラシ、ノミ取り用具、食器、キャリーバッグ、ハウスなどです。詳細は猫に必要なペット用品をご参照ください。 猫に必要なペット用品 猫の手入れとケア
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猫を飼い始めてから毎年必要な費用

 以下では、猫を飼い始めてから毎年コンスタントにかかる費用について一覧リスト化しました。体が大きい分、エサ大にしても医療費にしても、大型猫の方がいくらか出費が多いという特徴があります。なお、生活費のより具体的内容については猫に必要なペット用品でご確認下さい。
毎年発生する猫の飼育費用
猫を飼い始めてから毎年コンスタントにかかる費用の一覧リストです。

ノミ・ダニ予防薬

 猫の被毛は体の小さなノミやダニにとってかっこうのベッドです。しかし噛まれた部分がかゆくなったり、排出したフンがアレルギーの原因になったりと、猫にとっていいことは何もありません。また、ノミやダニが室内で繁殖すると、飼い主のベッドなどにも侵入してしまうため、室内を衛生的に保つためにも、猫のノミ・ダニ予防は重要となります。
 防虫効果のあるカラー(首輪)を装着したり、部屋中に防虫剤を塗布したり、猫の首に薬剤をたらすなど方法は様々です。 猫の皮膚病 猫のノミ・ダニ・シラミ駆除グッズ一覧
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その他臨時で必要な費用

 以下では臨時で必要となる出費について解説します。トリミングや家具の修繕費用など、急を要さないものもありますが、緊急手術など一刻を争う事態も想定されます。飼い主としてはある程度経済的に余裕を持った状態で猫を飼いたいものです。

トリミング費用

 トリミングとは猫の被毛をカットすることで、料金は地域やお店でまちまちですが、おおよそ5,000~10,000円程度です。自分でできないことも無いですが、失敗を避けるために多くの人はプロに依頼します。短毛腫には関係ありませんが、長毛種の場合、毛をたくさん飲み込んで毛球症(もうきゅうしょう)と呼ばれる病気を発症することもありますので、日ごろのブラッシングのほかトリミングによって毛を短く整えておくことも重要です。

病気や怪我の治療費

 猫が交通事故にあった、高いところから飛び降りて足を骨折した、腹部にしこりが見つかった、などなど、急な病気や怪我の危険性は常に存在しています。お金に余裕が無くて手術が手遅れになった・・・などという事態に陥らないよう、飼い主はある程度の資金的余裕を持っていたいものです。料金は病気や怪我の内容によりけりですが、近年ではペット保険など、飼い主の経済的な負担を軽減してくれるサービスも登場しています。 日本獣医師会・小動物診療料金 猫のペット保険  なお以下は、ペット保険のアニコム損保が公開している統計資料「家庭どうぶつ白書2013」からの抜粋です。アニコム損保に契約した猫39,580頭が、2011年4月1日~2012年3月31日までの間に必要とした診療費用を元に、1頭あたりの年間診療費を年齢別に集計してあります。一言で医療費と言っても、年齢によって随分と開きがあることがお分かりいただけるでしょう。 猫1頭当たりの年間診療費(年齢別)グラフ 家庭どうぶつ白書2013

オス猫の去勢手術費用

 飼い主が猫の繁殖を望まない場合、不要な妊娠を避けるために不妊手術という手段がとられます。料金は15,000~25,000円程度が一般的です。
 オスの場合は去勢(きょせい=精巣を取り除くこと)することにより、前立腺肥大(ぜんりつせんひだい)、肛門周囲腺(こうもんしゅういせん)腫瘍、睾丸(こうがん)腫瘍などを予防する効果が期待できます。 また他のオス猫とメス猫を巡ってけんかをすることや、発情期における欲求不満ストレスを軽減することもできるなど、多くのメリットがあります。 オス猫の去勢手術 オス猫の生殖器の病気 オス猫の去勢手術では精巣の摘出が行われます。

メス猫の避妊手術費用

 飼い主が猫の繁殖を望まない場合、不要な妊娠を避けるために不妊手術という手段がとられます。料金は25.000~35.000円程度が一般的です。
 メス猫の場合は卵巣(らんそう)と子宮(しきゅう)の摘出避妊手術を行いますが、生殖能力を失う代わり、発情期特有の神経質な行動が軽減されます。また子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)、乳腺腫瘍、子宮や卵巣の腫瘍などを予防することにもなります。
 手術のベストな時期について明確な結論はありませんが、最初の発情期を迎える前に、一度獣医さんに相談しておきましょう。 メス猫の避妊手術 メス猫の生殖器の病気 メス猫の避妊手術では、卵巣と子宮の摘出が行われます。

家財道具の修繕費用など

 ふすまを破られた、立ち鏡を倒して割った、テレビ台にぶつかってテレビが落下した・・・など、猫が原因で家財道具がおしゃかになることがあります。費用は内容によりけりですが、テレビやパソコンを壊されると高くつきます。
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