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コラット

 猫の品種の1つ「コラット」に関する基本情報です。この猫はいったい、いつどこで生まれたのでしょうか?歴史や特徴を写真や動画とともに見ていきましょう!

コラットの基本情報

  • 原産
    タイ

  • 短毛
  • 体重
    2.5~4.5キロ
  • タイプ
    セミコビー
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

コラットの歴史・ルーツ

 コラットの起源はアユタヤ王朝の時代(西暦1350~1767年)にまで遡ります。コラットの切手この時代の文献である「cat book poems」には、高原のコラット地方に生息する「シ・サワット」(幸運をもたらす猫)という銀青色の猫の話が書かれており、当時からコラットが幸福と繁栄の象徴として大切にされていたことがうかがえます。
 現代においては、もっぱら「贈呈用」として扱われ、売買が禁止されていた時期もあるようです。1959年、タイでコラットを目にしたジーン・ジョンソンがアメリカに持ち込んだ後に英国へと渡り、1966年アメリカで、そして1975年にはイギリスで公認されています。名前は、タイの「Nakhon Ratchasima州」を現地の人が「コラット」と呼ぶところからつけられました。
 なお、ライラック色のコラットを「タイ・ライラック」、ポイントカラー(シャムに代表されるように、地色が淡く、顔や四肢の先端、しっぽなどの色が濃いパターン)のコラットを「タイ・ポインテド」として独立させようとする動きもあります。

コラットの特徴・性格

 コラットの体は、筋肉質でがっちりとしたセミコビータイプです。毛はアンダーコートがなく、体に密着したシングルコートで、角度によっては銀色に輝いて見えます。顔は特徴的なハート型をしており、前足は後足よりやや短く、美しいグリーンの瞳を持っています。体脂肪が低く、抱き上げると見た目よりもずっしりと重く感じます。まれに淡いスポットやグレイのストライプが見られることもありますが、こうした被毛パターンはショーキャットとしては認められず、公認はブルーのみです。
 コラットの性格は、おとなしくて人見知りな所もありますが、飼い主に甘えてくるとても優しい性格の猫です。

コラットのお手入れ・注意点

 コラットのお手入れは1日1回ブラッシングで充分でしょう。

コラットの動画

 以下でご紹介するのはコラットの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
 世界で最も希少な猫の一つとして数えられているコラットは、ブルーグレイの被毛と鮮やかなエメラルドグリーンの瞳が特徴で、タイ国内では「国猫」と考えられているとか。
 まれに「ガングリオシド蓄積症」と呼ばれる遺伝病を発症することがあるようです。やや音や動きに神経質なところがあるため、赤ん坊のいる家庭よりもお年寄りのいる家庭の方が向いている
元動画は⇒こちら

コラットの病気

 以下でご紹介するのは文献などで報告されているコラットに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。コラットに多い病気

ガングリオシドーシス

 ガングリオシドーシスとはガングリオシドと呼ばれる糖脂質が脳などに蓄積する常染色体劣性遺伝の遺伝病。タイプにはGM1-ガングリオシドーシスとGM2-ガングリオシドーシスとがあり、コラットにおいては両方の発症例が確認されています。しかし大規模な疫学調査が行われていないため、この品種の好発疾患なのかどうかまではわかっていません。

子宮蓄膿症

 子宮蓄膿症とは、メス猫の子宮内に病原体が入り込み、炎症反応が起こって膿が溜まってしまう病気。診断は血液検査や尿検査、エックス線や超音波検査を通して下します。治療は抗生物質による投薬治療や外科的な子宮摘出がメインです。 子宮蓄膿症の症状・原因・治療

尿酸塩尿石症

 下部尿路症候群(LUTD)とは、膀胱から尿道口をつなぐまでのどこかに結石などを生じてしまう病気。猫ではシュウ酸カルシウム結石やストラバイト結石が大半を占めていますが、まれに尿酸塩(アンモニア・ナトリウム・シスチン・キサンチン)が結石を形成することもあります。診断は尿内の結晶検査やエックス線撮影で下します。治療は結石の除去と食事療法がメインです。 下部尿路症候群の症状・原因・治療