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シャム

 猫の一種シャムの歴史・特徴・性格・お手入れの仕方・病気などをまとめました。

シャムの基本情報

シャム 写真:arbyreed
  • 原産
    タイ

  • 短毛
  • 体重
    2.5~4キロ
  • タイプ
    オリエンタル
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

シャムの歴史・ルーツ

 シャム猫の起源は、1300年代にまで遡るとも言われていますが正確な年代はわかっていません。1898年当時のシャム18世紀に記されたとされるタイの「Tamra Maew」(猫の詩集/Cat Poems)の中にも、シャムと思われる猫の記述が見られます。また、長い間門外不出の猫として宮殿や寺院で飼育されていたという噂もありますが、確証はないようです。確かだと思われるのは、1884年、タイ(かつては「シャム/Siam」と呼ばれていた)・バンコクのイギリス総領事館に勤めていたゴールド氏(Edward Blencowe Gould/1847~1916)が、帰国する際に購入した、「フォー」(Pho)と「ミア」(Mia)という名のつがいのシャム猫が、今のシャム(サイアミーズ)の始まりだという説です。
 イギリスに渡ったシャムは、翌1885年にイギリスで行われたクリスタルパレスのキャットショーで、早くも賞を総なめにしました。一方アメリカにおいては、1878年にアメリカ大統領ヘイズ(Rutherford B. Hayes)がバンコクのアメリカ領事からプレゼントされた猫が、記録上一番最初に米国に持ち込まれたシャムということになっています。また1890年代に入ると、多くのシャムがイギリスからアメリカにも輸入されるようになりました。
 ちなみに、この猫は地元タイで「Wichien-maat」と呼ばれていますが、これは「月のダイヤモンド」を意味します。

シャムの特徴・性格

 シャム(サイアミーズ)の最大の特徴はポイント(部分的な被毛色)で、顔、耳、四肢、尾に現れます。また瞳の色はサファイアブルー以外認められていません。ボディは丸くて長いオリエンタルタイプで、前肢よりも後肢が長く、動きはとても優雅です。毛質はすべすべで柔らかく、毛色はシール、ブルー、チョコレート、ライラックの4色が認められています。
 シャム(サイアミーズ)の性格は、多少わがままで神経質な面がありますが、社交的で愛情深い一面も持ち合わせています。

シャムのお手入れ・注意点

 短毛なので、1日1回のブラッシングで充分です。

シャムの動画

 以下でご紹介するのはシャム(サイアミーズ)の歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
 スーパーモデルのように長い手足や、頭部と手足に現れる部分色(ポイント)が特徴ですが、子猫は真っ白で生まれ、後にポイントが現れてきます。
 ポイントのバリエーションはシール、ブルー、チョコレート、レッド、リンクスなど多彩です。「トラディッショナルタイプ」と「モダンタイプ」が派生しており、前者はりんご型の顔、後者はスリムな胴体を特徴としています。
 内斜視(ないしゃし=眼球が内側によっていること)の個体がやや生まれやすく、また鳴き声の大きさは覚悟したほうがよいとのこと。
元動画は⇒こちら

シャムの病気

 以下でご紹介するのは文献などで報告されているシャムに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。シャムに多い病気

糖尿病

 糖尿病とは血流中の糖分(グルコース)をうまく細胞内に取り込むことができず、血糖値が高い状態で維持されてしまう病気。診断は身体検査や血糖値の測定を通して下します。治療法はインスリンの投与と食事療法がメインです。 糖尿病の症状・原因・治療

悪性リンパ腫

 悪性リンパ腫(リンパ肉腫)とは、リンパ組織に含まれる細胞が悪性化して腫瘍になったもの。診断は採取した組織サンプルを組織学的に調査することで下します。治療法は外科的な切除や抗癌剤による投薬治療などがメインです。 悪性腫瘍(ガン)の原因・症状・治療

難産

 難産とは出産に際して胎子をスムーズに体外に分娩することができない状態のこと。胎子が大きすぎて母猫の産道を通過できない場合は、帝王切開が行われることもあります。難産の症状・原因・治療

進行性網膜萎縮症

 進行性網膜萎縮症は、加齢とは無関係に若い頃から目の中の網膜が劣化を始め、最終的には失明に至る眼科系の疾患。診断は眼底検査や視力の電気的な検査(網膜電図)を通して下します。根本的な治療法がないため、猫も飼い主も視力障害と付き合いながら暮らしていくことになります。なお早発型ではなくの2歳くらいから発症する遅発型の進行性網膜萎縮症に関しては遺伝子が可能です(→検査機関1 | 検査機関2)。 進行性網膜萎縮症の症状・原因・治療

子宮蓄膿症

 子宮蓄膿症とは、メス猫の子宮内に病原体が入り込み、炎症反応が起こって膿が溜まってしまう病気。診断は血液検査や尿検査、エックス線や超音波検査を通して下します。治療は抗生物質による投薬治療や外科的な子宮摘出がメインです。 子宮蓄膿症の症状・原因・治療

ウールサッキング

 ウールサッキングとは、明白な理由もなく羊毛など栄養成分を持たないものに吸い付く異常行動のこと。「異食症」(pica)とも呼ばれます。 ウールサッキングの原因・症状

皮膚腫瘍

 腫瘍とは細胞が異常に増殖してできた塊のこと。他の臓器にまで悪影響をおよぼす場合は悪性腫瘍(がん)とも呼ばれ、皮膚にできた場合は特に皮膚腫瘍と呼ばれます。診断は採取した組織サンプルを組織学的に調査することで下します。治療法は外科的な切除や抗癌剤による投薬治療などがメインです。 悪性腫瘍(ガン)の原因・症状・治療
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