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トンキニーズ

 猫の一種トンキニーズの歴史・特徴・性格・お手入れの仕方・病気などをまとめました。

トンキニーズの基本情報

トンキニーズ 写真:Odin's chair
  • 原産
    カナダ

  • 短毛
  • 体重
    2.7~5.5キロ
  • タイプ
    セミフォーリン
猫の購入や繁殖の前に  現在猫の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている猫がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また猫を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 猫の購入・入手方法 猫を選ぶときの注意 ペットショップで猫を買う前に

トンキニーズの歴史・ルーツ

 トンキニーズの起源は1950年代に遡ります。その頃、アメリカとイギリスのブリーダーがシールポイント(シャムの基本的な毛色のことで、身体はクリームがかった薄黄色、ポイントは濃い黒褐色)のシャムとセーブル(バーミーズの毛色で、濃い茶褐色のもの)のバーミーズを交配させ、それぞれのよい所を併せ持つチョコレートポイントの猫を作り上げました。それが今のトンキニーズの原型です。しかしそれ以前の来歴に関しては不明な点が多く、1800年代のキャットショーに登場したシャムが起源とする説や、1930年代、医師のジョセフ・チースマン氏(Joseph Cheesman)がカリフォルニアに輸入した「ウォンマウ」(Wong Mau)という猫が起源だとする説などがあります。
 1979年にCFAとTICAに公認され、2001年からは混血種分類から純血種分類に変わっています。なお、オランダで生まれたセミロングヘアータイプのトンキニーズは、時に「チベタン」(Tibetan)と呼ばれることがあります。
 名前とインドシナ半島の「トンキン地方」、及びヴェトナム戦争で話題になった「トンキン湾」とは無関係です。元々は「South Pacific」というミュージカルに登場する「Tonkanese」(トンカニーズ)という島にちなんで「トンカニーズ」と呼ばれていましたが、シャムやバーミーズ同様、「発祥の地にちなんで名づけたのだろう」という勘違いが流布し、次第に「Tonkinese」というつづりに変化し、それに呼応して読み方も「トンキニーズ」に変わってしまったようです。

トンキニーズの特徴・性格

 トンキニーズの特徴は、つややかな被毛です。「ミンク」とまで呼ばれるほど滑らかで、四肢、顔、耳、尾にポイントがあります。生まれてすぐは白ですが、数年かけてトンキニーズ独特の色調が出てきます。ボディはシャムバーミーズの要素を併せ持ったセミフォーリンタイプ。
 トンキニーズの性格は天真爛漫(てんしんらんまん)・活動的で愛情深く、社交的で知的です。

トンキニーズのお手入れ・注意点

 トンキニーズのお手入れは1日1回の軽いブラッシングで充分です。

トンキニーズの動画

 以下でご紹介するのはトンキニーズの歴史や特徴を解説した動画です。英語ですが、内容はおおむね上で説明したことと同じです。
 一度に生んだ子猫の数で世界記録を持っているのはこの品種で、なんと19匹も生んだとか。ミンクの被毛に多く見られるアクアカラーの目は珍重されます。歯肉炎などの口内疾患にやや注意が必要。
元動画は⇒こちら

トンキニーズの病気

 以下でご紹介するのは文献などで報告されているトンキニーズに発症しやすい病気のリストです。外国のデータも含まれるため日本の猫には当てはまらない場合もありますが、好発疾患の知識は飼い主にとって重要なため記載しておきます。なお病気に関する詳しい内容や元となっているデータは以下のページで解説しています。トンキニーズに多い病気

糖尿病

 糖尿病とは血流中の糖分(グルコース)をうまく細胞内に取り込むことができず、血糖値が高い状態で維持されてしまう病気。診断は身体検査や血糖値の測定を通して下します。治療法はインスリンの投与と食事療法がメインです。 糖尿病の症状・原因・治療

低カルシウム血症ポリミオパチー(?)

 低カルシウム血症ポリミオパチー(Hypokalaemic polymyopathy)とは、血液中に含まれるカルシウム濃度が低下することにより、複数の筋肉が障害を受けて正常に機能しなくなる病気。病気は遺伝性で、多くの場合1歳を迎える前の早い段階で発症します。主な症状は筋力の低下と筋肉痛で、頭を支えきれず前方に垂らしながら歩く姿が特徴です。患猫の多くはバーミーズですが、バーミーズの血統が入ったトンキニーズ、ボンベイシャンティリーといった品種においても疾患遺伝子を抱えている可能性を否定できません。

FOPS(?)

 「FOPS」(Feline Orofacial Pain Syndrome, フォップス)とは、口腔内の痛みに端を発する様々な症状の総称で、直訳すると「猫口腔顔面痛症候群」となります。口を動かす動作によって口内の痛みが誘発され、ひとたび痛みが発生すると、数分から数時間に渡って持続します。顔の中を走る「三叉神経」(さんさしんけい)が関わる神経因性疼痛の一種だろうと推測されていますが、その発症メカニズムに関してはよくわかっていません。 FOPSの症状・原因・治療
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